遺品整理中に再利用することになったもの

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遺品整理中に再利用することになったもの

 

母の遺品整理をしていて、処分せずに家族が使うことになった物がいろいろとあります。

以前の記事で書いたことのある物だと鏡台は父が使い、化粧品は私がもらって使いました。

 

以前の記事はこちらです。

 

他にも再利用することになった物があります。

 

それは、「エンディングノート」です。

 

 

母が入院中に使っていたものを片付けている時に、着替えやタオルなどは処分しようとゴミ袋にどんどん入れていったのですが、エンディングノートが出てきて手が止まりました。

 

エンディングノートは、母が入院してから、私の妹が買って母に渡したそうです。

妹が「お母さん、エンディングノート書けなかったね・・・。」と。

このノートは何も書いていない、新品のままです。

 

入院した時点で、予後1か月~3か月でしたが、実際は、亡くなるまで1か月もなく、入院してすぐに体調が悪化し、字を書くことができなくなりました。

エンディングノートに書きたかった母の知人に伝えてほしいことや銀行・保険関係のこと、お葬式のことなどは、母が話ができる状態の時に、父と妹が口頭で聞きました。

具合がかなり悪くなってから、亡くなった後のことを話すのは、母もつらいし、父と妹もつらかったと思います。

 

この使わなかったエンディングノートは、そのままゴミ袋行きかと思われましたが、

妹

お父さんが、このエンディングノート書いたら??

と妹が父に渡しました。

 

 

急にエンディングノートを手渡されて、暫くとまどう父。

 

父

そうだな、具合が悪くなってからだと書けないからな・・・。

と父が使うことになりました。

 

突然、父も終活を考えることになりましたが、すぐにエンディングノートを書けるわけではありません。

ノートは書いていませんが、元気なうちに、亡くなった後に必要になる書類のことなどを伝えておかなければと思ったようで、重要書類を置いてある場所を教えてもらいました。

 

元気な父にエンディングノートを買って渡すのは、まだ早い!まだ死なない!と父の機嫌を損ねてしまいそうで渡しづらいので、母の遺品整理のどさくさに紛れて、父にエンディングノートを渡すことができてラッキーでした。

 

父の終活の第一歩として、母が残した何も書いていないエンディングノートが良いきっかけとなりました。

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